ドカ食いで後悔する人を救う「増やす」食事方法 やせたいならむしろ食事回数を一日6回に

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ダイエットの挫折を引き起こすドカ食いを防ぐには(写真:オクケン/ PIXTA)
○○するだけ、1日○分エクササイズなど、数々のダイエット法が提唱されていますが、やせることができたとしても体型維持は難しいものです。同様にハードなトレーニングや厳しい食事制限による我慢を強いる減量法も、いくら効果的でも継続が困難。そこで、ボディビルダー「バズーカ岡田」としても知られる日本体育大学体育学部准教授の岡田隆氏が、ダイエットのプロであるボディビルダーの叡智を、誰にとってもわかりやすく、始めやすくて、続けやすいかたちとして「9つのカード」を紹介。ここでは、その一部の「カード」を取り上げます。
※本稿は『最高の除脂肪食 「食べる」を増やして、絞る!』より一部抜粋・再構成したものです。
 前回記事:「ダイエット=鶏胸肉」に固執する人が見落とす事

一日の食事を「少量」×「高回数」に

昨今、ボディメイク界隈では「やせたければ一日6食」的なことが(私も含めて)よく発信されています。それを聞いて「6食はちょっと……」と反応する方は少なくありません。でも、実は多くの方が、すでに一日4〜5食で過ごしています。

と言うと「え?」と驚くかもしれませんが、そこには「食事」に対する認識の違いがあるのです。私たちボディビルダーにとって、栄養摂取=食事です。だから、皆さんが小腹を満たすために10時や15時にちょっと何かを口にする間食も、一回の食事としてカウントしていくのです。

間食を「おやつ」と捉えると、なんだかお菓子などの甘いものを選択したくなりますが「食事」と捉えるとどうでしょう。選ぶものの質に、目が向きませんか? ということで今回の「カード」は、間食の質を段階的に変えることで一日あたりの食事を「少量」×「高回数」に変えていきます。

現状、一日3食+間食2回の人は、間食における脂質と糖質の同時摂取を避けるだけでカラダは変わり始めます。例えば、菓子パンを選びがちなら、あんパンに変えるなど。脂質と糖質とが合わさりがちな洋菓子と比べて、和菓子は脂質が少なく糖質メインのものが多いです。

甘いものを欲するときは和菓子を選び、あんこが苦手であれば脂質と糖質のバランスを考慮した「シックスパック低糖質プロテインバー」はどうでしょうか。多くのプロテインバーは脂質と糖質が高く太りやすいのですが、私が監修したこのバーなら大丈夫です。これで間食がP補給タイムへと姿を変えます。

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