ドカ食いで後悔する人を救う「増やす」食事方法 やせたいならむしろ食事回数を一日6回に

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筋トレをする場合、前後の栄養補給が重要になるため、トレ前後どちらかに朝昼晩の食事をあてます。オススメは、トレ後。しっかり栄養補給してリカバリーしたほうが筋肉が発達して代謝能力が上がるため、目先の減量速度は落ちますが体脂肪を狙って落とす本質的なダイエットに得だからです。

夜トレーニングするのなら、朝食を食べて10時に間食、昼食のあと15時に間食、退社してから筋トレをして、夕食。このパターンが筋トレの効果を最大化しますが、どうしても絞りのスピードを優先したいのなら、トレ後はプロテイン摂取をメインにするなど0.5食に抑えておきましょう。

栄養摂取の基本に立ち返る

食事の回数を整えたところで、次のカードではいつ、何を食べるのかについて考えていきます。一日のうち、最も気を配りたいのがトレーニング前後のタイミングで摂る食事の内容です。

なぜならカラダを変える栄養摂取の基本は、「使うために備える→入れたものを燃やし切る→ゼロになったところで補給する」というサイクルだから。トレ前の食事をガソリンとして、筋トレでエネルギーを爆発させて、トレ後の食事で疲れ果てた筋肉に肉体再生の材料である栄養素を補給し、回復させる。この一連をひとまとまりとして考えていきます。

だから、トレ後に急な用事などが入って食事が摂れないときなどは、最悪です。大袈裟でなく、絶望した気持ちになりますし、だったらトレーニングをしなければよかったとしばらく立ち直れません。……と言っても、カラダづくりは一生なので諦めたり放棄したりはしません。せめてものプロテインタイムを確保して、思考を切り替え次に進むだけです。

それほど大切なタイミングなので、筋肉の材料となるタンパク質、使い切ったガソリンの補給として糖質、そして腸の状態を整える食物繊維をまずはしっかり摂れる内容に構成します。トレ後の糖質摂取を嫌がる人も多いですが、筋肉の成長を最大化するためには積極的に摂るべき(ただし、夜にトレーニングする場合や、絞りを加速したい場合に限りプロテインのみにする選択肢も)なので、食物繊維リッチな炭水化物を食べるとよいです。

また脂質摂取も回復手段として有効ですが、絞りのペースと相談を。まとめると、このトレ後のタイミングはカラダの回復や再生のために、栄養素をコンプリートする気持ちで食事を選ぶとよいのです。除脂肪をより優位に進めるには、代謝が高い、いわゆる「食べても太らない」状態にカラダを導いていく必要があります。

なぜなら、代謝が低く「食べたぶんだけ太る」状態のまま除脂肪を続けていくと、のちにカロリー調整に入った際にどれだけ摂取エネルギー量を抑えても絞れない地獄の現象に苦しむことになりかねないからです。

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