その言い方!親子の会話がラクになる「言い換え」 「5つの事例」で考える心を変えるコツ

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どのような声かけをすれば、子どもたちは自ら行動してくれるのでしょうか(写真:ペイレスイメージズ1(モデル)/PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

【相談内容】
中1と小4の子どもがいます。日々のイライラはいつものことで、子育てで悩んでいます。声かけをしても、ますます悪い方向にいっているような感じがします。どのような声かけをすれば子どもたちは自ら行動してくれるのでしょうか。
(仮名:山田さん)

どう言えば、子どもは動いてくれるのか?

「どのような言葉かけをしたらいいですか?」

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この質問はこれまで数多く聞いてきた質問です。筆者はMama Caféというライトな子育てコミュニティを主宰しており、この6年で1万人を超える母親から質問を受け、回答してきました。その中でも圧倒的に多い質問のひとつが「声かけ」「言葉かけ」に関するものでした。

例えば次のような質問です。

・集中力がない子にどう声をかけたらいいですか?
・好きな科目ばかりで苦手科目を勉強しないときに、どう声をかければいいですか?
・お手伝いをしてくれない子にどう言葉をかけたらいいですか?
・宿題をなかなかやらず面倒くさがる子への言葉かけはどうすれば?
・ゲームばかりで宿題しない子にかける言葉は?

確かに言葉は大切です。どのような言葉を使うかで、子どものみならず大人も気持ちが変わったり、行動が変わったりします。しかし、どのような場面でどのような言葉を使えばよいかは、人生を積み重ねる中で経験を通じて自然と学ぶものであって、ルールや教科書があるわけではありません。

それにもかかわらず「声かけ・言葉かけ」についての質問が多いのは、親にとっては初めての子育てで、自分の人生経験が通用しなかったりするからでしょう。大人には適切な言葉をかけることができても、わが子にはできないというのは、当たり前のことでもあります。また、わが子に対しては、特別な感情が出てしまい、冷静な対応ができなかったりします。

しかし、難しいというだけでは何も解決はしないため、山田さんには、「子どもへの声かけ・言葉かけ」の考え方についてご紹介します。この考え方は、筆者がこれまで5万人以上の子どもたちを指導し、さらに1万人以上の親御さんとのやりとりを通じてつかみとったことです。必ずしもすべての人に通じる絶対の方法とはいえませんが、参考になればと思います。

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