東大生「やりたい仕事がない。弁護士かなぁ」

そこそこ休みが取れて、稼ぎのよい仕事を希望

いい大学に入り、いい会社に入っても、一生安泰の保証はない。これからの時代は、社会に出た後にどんな努力をするかで将来が決まる。この連載では、「学歴なし、コネなし、カネなし」で世の中を渡り歩いてきた安井元康・経営共創基盤(IGPI)プリンシパルが、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談に、本当に役立つ実践的なアドバイスをしていく。

※安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

【キャリア相談 Vol.18】  弁護士になって独立するのがベストな道?
弁護士になるのがいいかなぁ (写真:Blue Jean Images/アフロ)
 東大文1の1年生です。進路が決まりません。やりたい業種や仕事というのは特にありません。そこそこ休みが取れて稼ぎのよい仕事がしたいです。また、チームプレーというより、自分の実力が評価される職に就きたいです。
 こんな条件に合うのは弁護士かなぁと思い、四大法律事務所に入って何年かしたら独立しようかと最近は考えています。ただ、それも「この道がベストだ」と確信を持てる進路ではありません。
 この先どうすればいいでしょうか。本当にやりたいことは見つかるのでしょうか。それとも、やりたいことなんてしょせんは後づけで「やりたかったこと」として思い込むものにすぎないのでしょうか。
F.K.

やりたいことは必ず見つかる

大学1年生からすでに将来の職業について考えているのは、非常によいことですし、早くも「実力主義の会社・職業」といった、やりたい仕事のイメージを漠然としつつも持たれているのもすばらしいことだと思います。

しかし、一方で大学1年生であればリアルに仕事のイメージが湧かないでしょうから、やりたい仕事が見つからないのは決して珍しいことではありません。今の段階で焦って選択肢を絞る必要もないので、ぜひ腰を据えて探すという姿勢で臨んでください。

まず申し上げたいのは、受け身でないかぎり、やりたいことは必ず見つかるということ。重要なのは、やりたいことを積極的に見つける努力ができるか否か、そして周りや「自分にとっての真実」でない情報に流されることのないように、自分自身の価値観や判断基準を作れるか否かです。つまり、直接的ではない情報に決して惑わされない。そうした妥協のない姿勢を取れると、おのずとやりたいことは見つかります。

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