あなたにも出来る! 社労士合格体験記(第15回)--初の法律系資格をGET! そして社労士へ再チャレンジ
そこで、回答に自信がある場合は“○”か“×”と記し、全くわからなければ“△”としました。そして自信がないけれど“○”だと思う場合は“△”の上に“○”、自信がないけれど“×”だと思う場合は“△”の上に“×”と書き添え、合計5種類の記号に分類。とにかく全ての選択肢に、自分のしるしを残すことで、正解肢の絞り込みが楽になりました。
時間配分にも注意
択一式は7科目10問、合計70問と問題数が多く、長文で読みづらい選択肢もあります。最後で時間が足りなくなるので、テキパキと解いていかなければなりません。どうしても絞り込めない場合は、あまり時間を使い過ぎないで、自分の勘で回答して次の問題へ進んでいく割り切りも必要です。
一方、選択式は問題数のわりに時間がたっぷりあるで、見直しの仕方がポイントとなります。
8科目、合計40問ですが、各科目の基準点(原則、5問中3問以上正解が最低合格ライン)を全てクリアするのが難関です。でも皆に難しい科目は、基準点が下がって、5問中2問しか正解できなくても、救済されることもあります。
救済とは、受験者の多くが基準点に達しない、いわゆる難問科目の最低合格ラインを下げる制度です。
たとえ初めて見る内容の問題だとしても、自分の知識と経験を総動員して、最後まであきらめないことが合格への第一歩です。
ところで先週、11月5日に今年度の社労士試験の合格発表がありました。私が初めて教えた職業訓練のクラスからも合格の報が届き、自分のことのように喜びを感じています。合格された皆さん、おめでとうございます!そして、惜しくも不合格だった皆さん、決してあきらめないで下さい。新たな気持ちで頑張りましょう!
次回は、新たな飛躍のトリ年を迎えます。
【毎月第2・第4火曜日に掲載予定】
翠 洋(みす・ひろし)
1958年愛知県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業後、ラジオたんぱ(現・ラジオNIKKEI)入社。番組制作、報道、出版事業などを経て45歳で退職。延べ1年半の失業期間の後、NHK「地球ラジオ」の専属ディレクターとして3年勤務。その間、ファイナンシャル・プランナー(AFP)に登録。2007年4度目の挑戦で「行政書士」合格後、行政書士法人で外国人の日本在留ビザ申請代行業務に従事。「社会保険労務士」には、2008年4度目の挑戦で合格。現在は、職業訓練講師として「人事労務基礎科」「基礎演習科」などを教えている。趣味はアルトサックス演奏、温泉巡り。「語学オタク」。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら