今回は、上司のワーキングマザーからのプレッシャーに悩む、30代女性からのお悩み相談です。
そりゃ、この「バリキャリ礼賛」ムードの中ではね……
あなた、私の元メンバー?(笑)。
私のメンバーたちも少なからず同じように思っていたのでしょうねぇ。価値観の押しつけ、に感じているわけですね。自分のことを相談されて、自分で答える、みたいな気分ですが、それにしても、「その相談、なぜ私にするの?」と思うほど挑戦的に聞こえる! 拝読しただけで、すでに一緒にお酒を飲みたい気分になってきました。
とにもかくにも、あなたはまったくワーキングマザー失格なんかじゃありませんよ。まさに、典型的な悩みを抱えたワーキングマザーのおひとりだと思います。
いわゆる「バリキャリ」風のワーキングマザーが、「管理職比率向上」とか「女性活躍」とかのテーマでスポットを浴びていることに違和感を感じているのは、あなただけではなく、多くの人に共通のもやもやだと思います。
「出世」が活躍である、なんて誰も言っていないし、「上昇志向」「成長」という言葉も「出世」と同義ではないのだけれど、今の風潮は確かに、「細くていいから長く働き続けていきたい」とか、「家計を助ける程度に、家庭をメインにした働き方をしたい」とか、そういった志向の女性たちを、「じゃ、私は活躍していない女性社員ってこと?」という気持ちにもさせてしまうと思います。
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