在宅勤務で座りっぱなし「歩く習慣減少」の大問題 「心身疲労を徹底解剖!コンディション管理術

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デスクワークだと自ら意識しなければ運動習慣は低下してしまいますし、ほかにも、「1日中家にいてカーテンも閉め切っているので、朝日を浴びる機会がほとんどなくなってしまった」といった声も聞こえてきますね。

(写真:エンジニアtype編集部)

――エンジニアはもともと比較的心身の疲れがたまりやすい職業で、さらに最近は運動習慣や生活習慣にネガティブな変化が出てきていると。

ええ。興味深いことに、『FiNCウェルネスサーベイ』のデータからは、「仕事のパフォーマンスが低下している」人の割合がコロナ前よりも増えていることがわかっているんですよ。

運動をしたり、朝日を浴びたりすることは心身の疲労をためないための大事な要素。それらが減ってしまったことで疲れがたまりっぱなしになってしまい、「集中力の低下」につながってしまっているのでは、というのが私の仮説です。

私自身、睡眠時間を削って仕事に打ち込んでいた時期があるのですが、その瞬間はやり切った達成感があったものの、ふたを開けてみたら何度も同じような作業の繰り返しをしてしまっていて、思ったよりも進んでいなかった……といった経験があります。

特にエンジニアは納期が近くなると、睡眠時間を削ったり休憩の時間を取らなかったりと、つい仕事をしすぎてしまうこともありますよね。そうして心身の疲れをためこんでしまうと、自分でも気づかないうちに生産性が落ちていることはよくある話です。

データからも実体験からも、エンジニアとしてパフォーマンスを発揮し続けるうえでは、やはり心身のコンディション管理に意識を向けることは必要だと感じますね。

日々の疲れを予防する「運動」「食事」「休養」

――心身のコンディションを保つためには、具体的にはどうしたらいいのでしょうか?

「運動」「食事」「休養」の3つを意識することが大切です。

次ページ「運動」「食事」「休養」を具体的に解説!
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