29歳でLINE最年少執行役員になった男の組織論 国籍も年齢も違うチームをどうまとめるか
開発チームメンバーの“やる気スイッチ”はどこにある?
LINE最年少役員なんて肩書きが付くと、なんだか仰々しいですよね(笑)。でも、マネジメントについては僕もやりながら学んでいったというのが実際のところ。それこそ初めのうちは失敗もありました。
僕は新卒でリクルートに入社したのですが、1年目で80人月くらいの大規模開発のマネジメントを任されたことがあって。SIerの出してくれた見積り通りに予算やスケジュールを組んでみたものの、全然その通りにいかなかったんです。
そこで分かったのは、当たり前のことですが、手を動かすエンジニアは「人」なんだということ。「1人月足せば必ずこれだけ働きますよ」なんてシンプルな世界ではない。
風邪で休むこともあれば、恋人とケンカして仕事に熱心になれないときだってある。モチベーション次第でパフォーマンスの質は激変するんです。だからこそ、プロジェクトマネジャー(PM)はちゃんと開発チームのメンバーがどういう人間なのかを把握しておく必要があると学びました。

















