コロナ禍での就活が「不都合ばかりでない」理由 オンラインが浸透、文系と理系で不安度に差も

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就活・内定がオンラインで完結し、「内定先の企業に一度も行かずに決断しないといけない」(理系・旧帝大クラス)と不満を訴える学生もいる。この不満を述べるコメントはかなり多い。

「直接会社を訪問して雰囲気を知ることができない」(文系・上位私立大)

「オンライン説明会やネット上での情報だけだと企業の志望度は上がらず、興味が湧かない」(文系・中堅私立大)

「本社に行けず、社内の雰囲気を感じ取れない」(文系・上位国公立大)

ネットの情報は本当なのか

この10年で就活スタイルは変わり、口コミサイトやSNSが盛んに利用されるようになった。使われるデバイスは、文系ではPCではなくスマホだ。ただ、学生の中にはネット上の情報が「本当に本当なのか」と疑う者もいる。

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また、友だちと会っての会話は話すこと自体がストレス解消になる。しかし、そういう対面コミュニケーションがコロナ禍によって難しくなっている。下記のコメントを読むとややうつ気味に響く。

「1人での就活」(文系・上位私立大)

「友人の状況が知りづらい」(文系・早慶大クラス)

「他の就活生の様子がよくわからない」(文系・上位国公立大)

「友人と接する機会が減って、情報収集やストレス発散がしにくい」(文系・中堅私立大)

新型コロナが2022年の日本でどのような状態になっているのかはわからないが、下火になったとしてもオンライン採用は続くだろう。とすると、不安になる学生は依然として多いはずだ。キャリアセンターがその不安に応え、適切に指導することを期待したい。

佃 光博 HR総研ライター

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つくだ みつひろ / Mitsuhiro Tsukuda

編集プロダクション ビー・イー・シー代表取締役。HR総研(ProFuture)ライター。早稲田大学文学部卒。新聞社、出版社勤務を経て、1981年文化放送ブレーンに入社。技術系採用メディア「ELAN」創刊、編集長。1984年同社退社。 多くの採用ツール、ホームページ製作を手がけ、とくに理系メディアを得意とする。

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