コロナ禍での就活が「不都合ばかりでない」理由 オンラインが浸透、文系と理系で不安度に差も

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楽観コメントを読むと、独立心が強いように感じる。独立が入る四文字熟語には独立不羈、独立独歩、独立独行がある。独立自尊は慶應義塾大学の基本精神として掲げられている。いずれの言葉も、他を頼ったりおもねったりすることなく、自らの判断で行動することを意味している。楽観コメントの背景にある考え方は「独立」のように思える。

「コロナ禍ということに限ったことじゃないと思った」(理系・その他国公立大)

「本質的に優秀な人間は、状況に左右されない」(文系・中堅私立大)

「受かる人は受かる」(文系・上位国公立大)

「コロナごときに負ける企業に興味がなかった」(理系・その他国公立大)

理系には影響がない?

新卒採用マーケットは、学生数が多い文系採用と学生数が少ない理系採用に分かれる。今回の「新型コロナによる就職活動への影響」でも文系と理系の違いがあり、「不安がる文系学生と楽観視する理系学生」という傾向がある。実際に理系学生のコメントを読んでみても、新型コロナに無頓着な学生がいることがわかる。

「理系はあまり影響がないと感じた」(理系・中堅私立大)

「工学部の学生は必要とされている」(理系・その他国公立大)

また、「研究室の用事が減ったから」(理系・早慶大クラス)というコメントもある。確かに理系学生は勉学・研究に忙しく、大学生活のほとんどを研究室で過ごす者もいる。ところが新型コロナでキャンパスがクローズされた大学もあり、研究室の用事が減って就職活動に専念できたのだと思う。

コロナ禍の影響を感じなかったという学生もいる。感じなかった理由は、既成メディアを利用していないからだろう。学生が新聞を読まないのは今に始まったことではない。テレビも既成メディアの代表格だが、若い世代はYouTubeやSNSで忙しく、テレビを観る学生は少ない。

「コロナの影響で云々といった話はとくに聞かなかった」(文系・旧帝大クラス)

「コロナの影響があると思っていない」(文系・上位私立大)

「コロナ禍で影響を受けない業界や企業に就職すればよいと思っていた」(文系・中堅私立大)

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