コロナ禍での就活が「不都合ばかりでない」理由 オンラインが浸透、文系と理系で不安度に差も

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オンラインが浸透した就職活動だが、不安になることばかりではなさそうだ(写真:Mitsuru_TT/PIXTA)

2022年卒採用は2021年卒採用に続いて、新型コロナの影響下での採用活動になった。2020年卒以前と比べ最大の変化は「オンライン化」だ。

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インターンシップ、企業説明会、面接のいずれも、オンラインでの実施が一般的になった。オンライン採用も2年目なので企業は経験を積んでいたし、学生も先輩の話を聞き、ガイダンスで教えられていたはずだ。

しかし、オンライン採用への評価は学生によってさまざまだ。HR総研が楽天みん就と共同で6月に行った「2022年卒学生の就職活動動向調査」から学生の意識を探ってみたい。

不安がる文系学生、理系は?

コロナ禍の影響に対する学生の意識は文理で異なる。楽観と不安で分けると、文系学生は「楽観」11%+「やや楽観」23%=34%であるのに対し、理系学生は「楽観」16%+「やや楽観」26%=42%と理系の楽観派は文系より8ポイント多い。

不安では文系学生の「やや不安」28%+「とても不安」21%=49%に対し、理系学生では「やや不安」24%+「とても不安」13%=37%であり、文系の不安派は理系より12ポイントも多い。不安がる文系学生、楽観視する理系学生という違いは顕著である。

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