実は警戒心が強い「サメ」が人を襲う意外な理由 海の危険生物に遭遇した場合の対処法を解説
海にはたくさんの「危険生物」が潜んでいます。サメは人に襲いかかることがありますし、釣りでかかる魚が猛毒を持っていることもあります。そうした危険生物たちに出会った場合、どう対処すべきなのかを解説します。
※本稿は「角川の集める図鑑GET! 危険生物」を一部抜粋・再構成したものです。
日本でも起こっているサメが人を襲う事件
狂暴なサメが人を襲う話は、フィクションの映画作品でもよく描かれますが、実際にサメが人を襲う事件は、国内でも起こっています。
とくに有名なのは、愛媛県松山沖で起きた事件です。
1992年3月、潜水服を着て海中で貝漁をおこなっていた男性が行方不明になりました。通信用マイクを通じて男性が助けを求めたため、引き上げようとしたものの、上がってきたのはヘルメットとぼろぼろになった潜水服だけでした。歯の跡から犯人は全長5mほどの巨大なホホジロザメだと考えられています。
その3か月後にも、愛媛県の沖合で漁船が5mのホホジロザメに襲われる事件が起きているほか、1995年に愛知県の沖合で、潜水中の男性がサメに襲われて死亡する事件が起きています。
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