ウマが「指1本で走る」独特進化を遂げた深い経緯 ヒトの体で表す衝撃のイラストで見る

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動物の体の一部を私たちヒトの体に変形させた「動物人間」の姿を通して、動物の体のしくみを新たな角度から理解してみましょう(写真:MakiEni/PIXTA)
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これからの子どもたちの生きる時代は、親世代が生きてきた時代とはまったく異なるものになることが予測されますが、コロナによりさらに予測のつかない時代を生きることとなるでしょう。
そうした中で最も重要になるのが「環境に合わせて変化していく力」です。動物たちは、何億年も前から環境に合わせて体の形を変えてきました。そうした動物たちの「環境変化力」の結果は、体の随所に表れています。その動物の体はどんな環境に適応してきた結果なのか?
動物の体の一部を私たちヒトの体に変形させることで、わかりやすくしたまったく新しい「体感型」図鑑『カメの甲羅はあばら骨 ジュニア版』より、「動物人間」の姿を通して、動物の体のしくみを新たな角度から理解してみましょう。

ウマの足は最初から1本指ではなかった

① ウマの足は速く走るために1本指になった
(出典:『カメの甲羅はあばら骨 ジュニア版』)

イラストは、ウマの特徴を人間であらわしてみた「ウマ人間」です。これを見ればわかるように、ウマは人間でいう中指1本で立っています。

これは速く走るのに最も適した形ですが、最初から1本指だったわけではありません。今から5000万年前のウマの祖先・ヒラコテリウムは前足に4本、後足に3本の指がありました。森の中に住んでいたヒラコテリウムは、今のウマと違って速く走る必要がなかったからです。

その後、今から2000万年前にまで時代が進むと森が少なくなり平原が多くなりました。ウマの仲間も平原に進出しましたが、平原は見晴らしがよいため外敵に見つかる可能性も高くなり速く走れるように進化しました。

このころのウマの仲間・ヒッパリオンは指が3本ありましたが、両端の指は小さく1本指で立っていたようです。その後、さらに時代が進み、今のウマのように完全に1本指となったのです。

(出典:『カメの甲羅はあばら骨 ジュニア版』)
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