実は警戒心が強い「サメ」が人を襲う意外な理由 海の危険生物に遭遇した場合の対処法を解説

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多くのサメは警戒心が強く、人間から逃げようとするので、刺激をせず、すばやく静かにその場を離れれば、サメも泳ぎ去る可能性が高いです。

『角川の集める図鑑GET! 危険生物』(KADOKAWA)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

万が一、攻撃してくるようであれば、目や、さまざまな感覚器官が集まっている鼻先をけるか、殴るかすれば、撃退できる可能性があります。なお、サメは血のにおいに敏感なので、数百メートル離れた所からも血のにおいがする所へと向かってきます。怪我をしていたら、海に入らないようにしましょう。

釣りは季節を問わずに人気のあるレジャーですが、魚には体内に食中毒の原因となる毒をもっていて、食べると危険なものがいます。

釣りに行く前に押さえておきたい、魚がもつ毒の仕組みと危険性、それぞれの毒をもつ代表的な種を見ていきましょう。

フグ毒はテトロドトキシンという毒で、海中の細菌がつくる毒素をフグのなかまが体内に取り込んでできます。フグの種や部位によって、毒の強さは異なります。

呼吸困難になって死に至ることも

人間が食べると短時間で唇や舌、指先がしびれ始め、全身にしびれや麻痺が広がり、呼吸困難になって死に至ることもあります。

フグ毒をもつフグを代表して、トラフグ、マフグ、クサフグの3種を見ていきましょう。

【トラフグ】肝臓・卵巣に強い毒があります。食用のフグのなかでは最も高価な種で、養殖も盛んに行われています。
【マフグ】食用のフグの代表的な種です。肝臓と卵巣に猛毒があり、皮と腸にも毒があります。
【クサフグ】沿岸部や岩場にすみ、釣りでよくかかります。卵巣と肝臓、腸に猛毒があり、皮にも毒があります。
(出所:『角川の集める図鑑GET! 危険生物』)

フグが釣れた場合、リリースすることをおすすめしますが、もし食べたいという場合は、フグ調理師免許をもっている調理師にお願いしましょう。

次ページ次は「シガテラ毒」「パリトキシン」
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