これらの表現を使う際に、もう1つ覚えておいてほしいことがあります。manyやmuchは肯定文では使用が避けられる傾向にあるということです。とくにmuchのほうがその傾向が強い感じがします。人によっては「muchは肯定文では使ってはいけない」と言い切ることもあるくらいです。
◯ You need a great deal of money to study abroad.(留学には多額のお金が必要です)
△~× You need much money to study abroad.〔不自然~間違い〕
肯定文で不可算名詞に「たくさん」という表現を付けたいときには、カジュアルな場面や通常のフォーマル度の場面であればa lot ofを、フォーマルな場面ではa [large / good] amount ofやa [good / great deal] ofを使いましょう。
肯定文ではmanyは硬い響きに
manyに関してはmuchほどではないのですが、やはり避けられる傾向があります。I have many friends.(私は友達が多いです)のように言うと、「少し違和感を抱く」とか「不自然な響きで、ネイティブじゃない感じがする」というネイティブもいるようです。
間違いではないですし、肯定文でmanyを使っても自然に聞こえる場合もありますが、そこまでの使い分けをマスターするのはなかなか至難の業。肯定文では、極力many以外の表現を使うほうがいいでしょう。manyを肯定文で使用すると、元々のフォーマル度よりもさらに度合いが上がって、とても硬い文や古めかしい文のような響きになります。
◯~△ I have many friends.(私には友人が多数います)〔硬い響き~不自然〕
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