医療最前線では「手術前にリハビリする」のが当たり前に。基礎体力や筋力を上げてから手術すると回復も早い

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酒向正春氏、窪田良氏
酒向氏は、リハビリは「結果オーライ」ではいけないという(写真はいずれも本人提供)
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「近視になってもメガネをかければいい」と思っている人は少なくないが、実は近視は将来的に失明につながる眼疾患の発症リスクを高める、危険な疾患なのである。しかし、身近に眼疾患の経験者がいなければ、その実感が湧かない人がほとんどではないだろうか。
近視は病気です』の著者であり、近視の予防を呼びかける眼科医である窪田良氏の対談企画。脳外科医からリハビリテーション医に転身した酒向正春さんを招いてお話を聞く。同氏が取り組む「攻めのリハビリ」は、なるべく早い段階で高負荷の訓練をスタートし、運動機能や認知機能を高めるものだ。第2回では、酒向さんが目指す「科学者としてのリハビリ医」などについて掘り下げる。

「同じDNAを持つ人材」を育成する

窪田:リハビリはチーム戦とのことですが、酒向先生は医師のお弟子さんは取っているのですか?

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酒向:はい。たくさんの若い医師が集まっています。さまざまな専門医が、攻めのリハビリ医療を学んでくれています。リハビリ医療では多職種の医療専門職の方との協力も欠かせないので、そのチームの作り方や育成方法も学んでもらっています。私一人だけではできることに限界があるので、私と同じマインドやDNAを持って治療に当たる人をどれだけたくさん育てられるかということが、私の大切な役目だと考えています。

窪田:優秀な後進の方が育つのも楽しみですね。「酒向先生と同じDNAを持つ人」とは、具体的にどんなことを求めていらっしゃるのでしょう。

酒向:簡単にいうと、「評価と結果」を重視できるかということです。うちに来る先生方には、「患者さんの評価をきちんと正確にしなさい。どこまでよくなるかという予後予測をしっかり立てなさい。そして、その結果を出しなさい」と伝えています。また、リハビリはチーム戦なので、医師にはそのリーダーシップをとる意識も欠かせません。

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