うちの子は「主体性がない」と言う親の重大な盲点 子どもの前向きさを引き出すための3つのコツ

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このように考えると、親の「うちの子は前向きでない」という言葉は、親の理想とする姿に向かって動いていない子どもの状態を見て、親の眼鏡でもってネガティブに捉えている可能性があるともいえます。

これまで筆者は4000人以上の子どもたちを指導してきましたが、子どもたちは皆どこかに前向きさがあり、前向きさがまったくない子は一人もいませんでした。子どもは「もともと前向きである」と考え、それをいかにして「引き出すのか」と考えたほうがお互いにとって建設的、健康的ではないでしょうか。

前向きさを引き出す方法

それでは、家庭で実践できることは何でしょうか。筆者が考える「子どもの前向きさを引き出す3つの方法」についてご紹介します。

1) 自己肯定感を高めていく

過去の連載記事でもたびたび取り上げてきましたが、子どもは自己肯定感が満たされると、それまでやりたいと思えなかったことにも積極的に動くようになる場合が少なくありません。そのためには、子どもの良い点、長所、“イケてる”部分を引き上げられるような働きかけをします。例えば筆者は言葉にして伝える方法をおすすめしています。

<自己肯定感を高める10の魔法のことば>
「いいね」「さすがだね」「すごいね」「なるほどね」「知らなかった」「ありがとう」「うれしい」「助かった」「大丈夫」「(〇〇ちゃん)らしいね」

以上のような言葉を、日常折に触れて使うのです。

なお、これについて親御さんから必ず出てくる質問があります。「そんなに褒めるとうちの子は調子に乗ってしまいます」というものです。これについては、「もっと、調子に乗らせるようにしてください」とお答えしています。調子に乗っているのに、わざわざ調子をくじくようなことをする必要はないと思うのです。

「調子に乗っているとそのうち足元をすくわれる」と不安かもしれませんが、致命的でない限り、そのときは子ども自身が自分で対処をすればよいのです。それが「学び」です。逆にいうと、そうした先回りした気遣いが、子どもの自己肯定感を凹ませ、前向きさを失わせてしまいます。

2) 子どもが好きなこと、夢中なことを“さらに”やらせる

「子どもに好きなことをやらせるべき」とはよく言われますが、「さらにやらせよう」とはあまり聞かないかもしれません。例えば、読書が好きであれば、食事の時間になってもやめないことがあります。そのときは、一応声をかけたうえで、子どもがもっと読みたいのであれば、さらに満足いくまで読ませてみます。すると、前向きな状態が継続され、その心の態度が日常のほかの場面でも出てくることがあります。

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