「稼ぎが少ない方が家事をするのは当然」の落し穴 「無償労働の価値」を知らない人が認識すべき事
子育て中の共働き妻Uさんの悩み
予測不能な動きをする子どもの手綱をさばきつつ、永遠に終わらない家事に追われ、保育園のお迎えに間に合うよう職場を慌てて飛び出す日々。
何もしない夫に「少しは手伝ってよ」とブチ切れた瞬間、「稼ぎの少ないほうが家事をするのは当たり前だろう」とカウンターパンチ。「夫は私より稼ぎが多いという理由で家事もせずソファでゆっくりスマホをいじったり、ゲームをしたり。私は稼ぎが少ないという理由で仕事、家事、育児と働きづめ」。
これって本当に当たり前なんだろうかと、言語化できないモヤモヤを抱える共働き女性は多いものです。ここまでひどいケースでなくても、夫がいつも遅くまで仕事をしているので、保育園の送り迎えから食事の支度、洗濯、掃除まで、ほとんどワンオペという共働き妻も少なくありません。Uさんもその1人でした。
Uさんの両親は「女の子だから」といって枠をはめるようなことは一切しませんでしたし、Uさん自身も女性だからと意識することはありませんでした。就職してからもそのスタンスは変わることなく、多少負荷がかかる仕事にも挑戦し、仕事で手ごたえを感じる日々でした。
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