しかし、ここでも次のような質問が出てきます。「ゲームも果てしなくやっていいのか」です。
ゲーム問題の解決法
ゲームは難しい問題で、暇つぶしにやっている子もいれば、本当にセンスがありeスポーツに出るレベルの子もいます。注意したいのは、放っておくと異常にやり続け、中毒性を帯びるケースです。そのような特徴の子には、さすがにルール決めが必要です。
3) 子どもの意見を否定せず、親は聞き役に徹する
意見に対して否定ばかりしていると、二度と意見をしなくなります。子どもの場合は特に顕著です。「わからない」という言葉を使って、親の問いに答えなくなることもよくあります。これは学校でも同じです。先生に意見を否定され続けた子どもたちは、その後聞かれても「わかりません」と答え、二度と自分の意見を言わなくなる。そんな場面をこれまでいくつも見てきました。
「話す」「聞く」の2つのとき、話すとき、人は能動的になります。一方、聞くときは受動的になりがちです。ですから、親は聞くこと、そして時折、質問をすることを意識してみます。子どもが自ら話をするような状態にすることを意識していくと、子どもの前向きさが引き出されていきます。
仮に親と子どもで意見が異なるときは、「そういう考えもあるよね、でも私はこう思う」と親は自分の意見を言うのはOKです。意見に正解、不正解があるわけではないため、異なっていても問題ありません。
また、子どもが話をしたくない場合は、無理やり話をさせる必要はありません。子どもが話したい話題を振ってみて、話をしたくなるようであれば、話をさせてあげてください。
以上、このように家庭での接し方を少し変えてみるだけで、子どもの前向きさが引き出されることがあるはずです。なお、いつでも前向きな人などいません。あまり深刻に、極端に考えることなく、穏やかに取り組んでみるといいのではないかと思います。
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