新築マンションがここまで高くなった「真の理由」 コロナ禍で家という空間への考え方も激変した
通勤がなくなり、多くの日本人の生活に変化が
コロナ禍による行動抑制は、私たちの働く基本である「通勤」という行為を制限するものになりました。多くの会社では、オフィスにやってこない社員に対し、テレワークという働き方をするように命じました。社員ひとりひとりにパソコンなどの情報通信端末を持たせ、基本的には在宅のままで、仕事をする勤務形態に移行したのです。
緊急事態宣言が明け、通勤する人は増えつつありますが、それでも通勤客で大混雑するはずの鉄道駅も、肩を触れ合うほどのぎゅうぎゅう詰めだった電車も、かつてに比べればかなりすいています。
通勤は、多くのワーカーにとっての「日常」であったはずです。働くためには常識であった通勤がなくなったことは実は、多くの日本人の生活に大きな変化をもたらし始めています。
東京に勤務するワーカーの多くは、都心にある会社のオフィスまで通常片道1時間程度の通勤をしています。途中1度か2度の乗り換えをしながら。
ところが、通勤がなくなったおかげで往復2時間の余裕が生まれました。駅まで歩かなくてよい、混んでいる電車に乗らなくてもよい、雨だろうが、風だろうが、暑さ寒さもとりあえず関係ありません。通勤がなくなったというだけで、身体にかかるストレスが大幅に軽減しました。
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