知人からの「嫌な依頼」をトラブルなく断る方法

「言いにくいこと」をつい抱え込んでませんか?

断ることをためらいがちな日本人に知ってほしい、うまい「NO」の言い方(写真:kouta/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャ®」の大野萌子です。

コミュニケーションについての悩みの中には、「言いにくいこと」を抱え込み、困ってしまった、というケースがよくあります。そうした「言いにくいこと」の代表的な例が「断ること」です。

取引先からの依頼、友人からのお誘い、急な頼み事……。断りたくても、「NO」と言えば相手に嫌われてしまうのではないかと思い、結局引き受けてしまった、というのはよくある話です。

人と協調するように、と教えられて育つ日本人は、どうしても断ることを躊躇する傾向があります。しかし、断ることこそ大切なコミュニケーション、今回はそのコツを拙著『困ったときの言いかたルール:「言葉選び」「タイミング」「心くばり」』の中から、お伝えしたいと思います。

「NO=拒絶」ではない

仕事はもちろんのこと、プライベートでもすべての依頼や誘いにYESと言うのは難しいものです。だからこそ、まずは「NO」と言うことへのためらいをなくしてください。ビジネスではとくに、きちんとこちらの意思を伝えなければ誤解やトラブルを生んでしまいます。

この連載の記事一覧はこちら

例を挙げてみます。

Aさんに、取引先のBさんから仕事の依頼が来ました。Bさんは昔からの知り合いです。受ける気はなかったのですが、その場ですぐにはっきりと断るのはちょっとためらわれ、Aさんは次のような返事をしました。

「検討させていただきます」

このような言い方はビジネスではよく使います。

当然、Bさんは付き合いのあるAさんに期待を寄せます。「検討する」と言われたので返事を待ちました。

その間、せかしてもいけないと思い、連絡も取らずにギリギリまで待ちました。それでも返事がなかったので連絡を取ったところ、NOの返事でした。

次ページ両者の関係は悪くなってしまった
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
  • 逆境からの人々
  • 西村直人の乗り物見聞録
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
トレンドライブラリーAD
人気の動画
スバリスト、トヨタ購入者とまったく異なる嗜好
スバリスト、トヨタ購入者とまったく異なる嗜好
築40年超「老朽マンション」丸ごと建て替えの大問題
築40年超「老朽マンション」丸ごと建て替えの大問題
「料理が突然、上手になる」たった1つの簡単秘訣
「料理が突然、上手になる」たった1つの簡単秘訣
実家が迷惑施設化「7戸に1戸空き家」日本の大問題
実家が迷惑施設化「7戸に1戸空き家」日本の大問題
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
持たざる国・日本に大激震<br>エネルギー危機が来る

脱炭素の移行期に化石燃料の争奪戦が勃発。天然ガスの価格は歴史的な急騰を記録しました。余波はサプライチェーンの混乱から世界経済の後退懸念、原発待望論まで広がります。資源小国の日本が生き残る道はあるのでしょうか。

東洋経済education×ICT