こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャ®」の大野萌子です。
現場で受ける悩み相談の9割が身近な人間関係であることからも、ストレスの原因の多くは、人間関係に起因します。同じような状況や環境におかれても、それをストレスと感じてしまう人と、ストレスと感じない人がいるのも事実。日々の細かなことにイライラ、クヨクヨせず「ストレスに強い人」になることができれば、心も体も健康でいられます。
対人ストレスに「強い人」と「弱い人」の違いはどこにあるのでしょうか。違いを知ることで、ストレスコントロールを可能にする方法をお伝えしたいと思います。
対人ストレスに「強い人」と「弱い人」
まず、対人ストレスに弱い人の特徴を3つあげます。
(1)つねに人の顔色をうかがってしまう
相手のことを気にして、自分の意見を言いづらい。人の顔色をうかがって自分の思いや考えをのみ込んでしまうことの多い人は、つねに我慢を強いられ、心に負荷がかかっています。「悪いかな……」とか、「こんなことを言ったらどう思われるか心配……」という気持ちが先に立ち、結果的に人の意見に振り回されがちになります。
(2)「〜べき」で頑張りすぎる
人から頼られたとき、相談を受けた際などに、自分がなんとかしようと、人一倍頑張ってしまう。自分に余裕がなくても頼まれると断れず、無理をしがちです。自分で自分を追いつめやすいと言えます。また、自分を犠牲にしてまで頑張っているのに周りが評価や感謝をしてくれないことに、無力感や腹立たしさを感じることも少なくありません。さらには、相手に対しても「〜べき」という要求が強くなり、そうでない相手に腹を立てることも多く、気持ちに負担がかかりやすくなります。
(3)相手の負のパワーに敏感
人の気持ちや状況を繊細に感じ取ってしまう敏感さを持っています。ゆえに他人のマイナスな感情やパワーも自分のことのように受け止めてしまいがちです。人の悪口や悲しみ、怒りなどに影響され、自分の気持ちも不安定になりやすいのです。そうすると、人と一緒にいることが自体が苦しくなります。
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