副業ではなく、「複業」こそ人生を豊かにするワケ 視点さえ変えれば誰でも「複業家」になれる
まさにこれこそが、複業の効果です。皆さんは仕事に何を求めますか? 「収入だけ」と答える人もいるかもしれませんが、それ以外に、やりがい、周りからの感謝、自分の成長と答える人も少なくないのでは?
会社員だった頃の僕もそうでしたが、1つの会社で収入ややりがい、成長など、すべての要素を満たすのは、なかなか難しいものです。やりがいはあるけれど給料が低かったり、逆に、給料はそこそこもらえて安定もしているけれど、やりがいや成長を実感できなかったり……。
今の仕事で充足できない要素を、別の仕事で埋めることができるのが、複業の効果です。その対価は収入、金銭とは限りません。人とのつながりや経験など、今の仕事だけでは満たされなかったものを満たせるのなら、それも金銭と同じような立派な報酬です。
起きてから寝るまで、を思い出してみよう
「会社に行って帰るだけの生活だから、自分には複業の芽なんて見当たらない」などと、半信半疑の人もいるでしょう。では、思い出してみてください。昨日でも今日でもいいのですが、朝起きてからの数時間、どのように過ごしていましたか?
「今度出場するマラソン大会に向けて、30分間走ってきました」
「愛犬と散歩に行って、近所のペット友達と話が盛り上がりました」
などという、アウトドア派な人。
「カフェ風の朝ごはんが好きなので、フレンチトーストを作りました」
「半身浴にハマっているので、お風呂にゆっくり浸かりました」
というように、インドア派な人。
はたまた、夜型の人だったら、「出勤ギリギリまで寝ていました」という人もいるのではないでしょうか。各々、その人らしい時間の使い方をしていると思います。このように、朝のたった数時間を切り取ってみても、同じように過ごしている人は意外と見つからないものです。
1日24時間、平等に与えられているこの時間をどう使っているか。実は、この時間の使い方に目を向けることが、複業の芽を見つけるために重要です。時間の使い方にこそ、その人の興味・関心が表れるからです。しかも、興味・関心があって普段何気なく続けていることが、もし誰かの役に立つことだったら?! 誰かに「ありがとう」と言ってもらえたら?
そんな活動を「複業」と呼んでいいなら、ワクワクしてきませんか?もっと時間を使いたいと思いませんか?ワクワクするのは、きっと「自分ならではの価値」を提供できているからです。誰かの役に立つことに喜びを感じる。そんな活動をしている自分を好きになる。その循環を生み出すことが、本当に幸せな働き方であり、生き方なのではないかと僕は思います。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら