アメリカの高校生が学ぶ「自分のお金を守る」方法 詐欺の手法、個人情報やパスワード管理まで…

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

こういったなりすまし詐欺に遭わないようにするには、普段から個人情報の管理をしっかりしておくことが大切だ。気をつける点をいくつか紹介しよう。

個人情報の詳しい管理方法

【個人情報】
住所、氏名、生年月日、クレジットカード番号といった個人情報を安易に他人に教えない。こちらが何も申し込んでいないのに、手紙、電話、インターネットなどで個人情報を尋ねられることがあるが、教えてはいけない。パスワードや暗証番号はどんな状況でも教えてはいけない。
【キャッシュカードの暗証番号】
キャッシュカードに暗証番号を書いたり、暗証番号を書いた紙を財布に入れたりしている人がいるが、それは絶対にやめるように。ATMで操作するときは、ほかの人に暗証番号を入力するところを見られないようにする。重要な個人情報は、すべて自宅の安全な場所に保管すること。ここではローテクが威力を発揮する。パソコンに保存したデータはハッキングにあったら終わりなので、紙とペンがいちばん。
【郵便物】
あなた宛の郵便物を、別の住所に転送する人がいるかもしれない。しばらく郵便物が届いていないというときは、すぐに郵便局に問い合わせる。また、郵便物を外の郵便箱に入れっぱなしにしておくと、誰かに盗まれる危険がある。郵便物にはあなたの個人情報が書かれているので盗まれたら大変だ。しばらく家を留守にするときは、郵便局に頼んで保管してもらう。
【クレジットカードなどの明細】
銀行口座の取引履歴、クレジットカードの利用明細をできるだけ頻繁にチェックし、不審な取引がないか確認する。ここが詐欺に対抗する最初の防衛線だ。身に覚えのない取引があれば、例えどんなに少額でも電話で確認すること。毎月の支払いのサイクルを把握し、何か遅れていたら当該の会社に連絡する。
【ゴミ】
住所や名前などの個人情報、クレジットカードの明細などは、シュレッダーにかけてから捨てるように。手で破るだけでは不十分だ。古いキャッシュカードやクレジットカードははさみで切る。お金関連の書類は、必要なくなったらシュレッダーにかける。誰かがあなたのゴミをあさり、お金の情報を探しているかもしれない。
【信用情報】
年に一度、自分の信用情報を確認しよう。最近ではインターネットやスマートフォンでも確認できる。身に覚えのないローン申請、借金の残高などがあったら、個人情報が盗まれている可能性が高い。
次ページパソコンやスマホを乗っ取られないためにすべきこと
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事