アメリカの高校生が学ぶ「自分のお金を守る」方法 詐欺の手法、個人情報やパスワード管理まで…

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詐欺を見分ける手がかりはふたつある。ひとつはリターンが高すぎること、そしてもう1つは運用成績が安定しすぎていることだ。

ほかにも、出資したお金をなかなか返してくれない、投資の内容を秘密にしている、または複雑すぎて理解できない、運用の情報を開示しない、といった特徴がある。いずれにせよ、「絶対に儲かる」という話はすべてウソだと思ったほうがいい。

誰かがあなたになりすます

マイナンバー、銀行口座番号、クレジットカード番号など、誰かがあなたの個人情報を盗んで、あなたになりすます。なぜそんなことをするかというと、あなたの資産を盗んだり、あなたの名前を使って借金をしたりするためだ。

この詐欺の被害者は、大抵不正に気づかず、そして気づいたときはすでに手遅れだ。ほかにも、盗んだ個人情報を利用して金を請求する、借金をでっち上げて返済を迫る、生命保険を買わせるといった手口もある。そして被害者は、ウソの請求におびえて言われたとおりに払ってしまうのだ。

個人情報を盗む犯罪でよく標的になるのが、クレジットカード番号だ。カードで買い物をしたときのレシートから番号が盗まれることもあれば、カード番号を伝えた電話が盗聴される、お店のカード読み取り機に仕掛けがあり、そこから盗まれる、カード情報を保存したデータベースがハッキングを受けるといったこともある。今使っているカードを破棄し、新しいカードに切り替えるのはたしかに面倒だが、大抵の場合、不正利用であることをカード会社に訴えれば自分で負担する額はゼロになるので安心だ。

クレジットカードよりも心配なのは、銀行口座からお金を盗まれてしまうことだろう。キャッシュカードと暗証番号が盗まれたり、ネットバンキングのIDやパスワードが盗まれたりすると、口座に残っているお金がすべて盗まれる危険がある。詐欺の犯人は、街中のATMに特別な装置を設置して、カード情報を盗んでいるのだ。基本的に、こういった詐欺被害では銀行が被害額を負担してくれるのだが、それでも被害に遭ったときのショックは計り知れない。

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