アメリカの高校生が学ぶ「自分のお金を守る」方法 詐欺の手法、個人情報やパスワード管理まで…
あらゆる電子機器、ウェブサイト、オンラインマガジン、アカウントはパスワードが必要だ。セキュリティーの専門家によると、パスワードが他人にばれないようにする秘訣は、複雑にすること、定期的に変更すること、そして紙に書かないことだ。
連想されにくく覚えやすいパスワードの作り方
安全なパスワードの条件は、最低でも2文字以上で、大文字、小文字、数字、記号を組み合わせ、意味のない言葉の羅列にすることだ。例えば「yT9q%hm71M$b」のようになる。たしかに安全性は高いかもしれないが、使いにくいという大きな欠点がある。実用性は低いと言わざるをえない。
多少の安全性を犠牲にしても、もう少し実用的にするなら、自分にしかわからないような言葉をいくつか組み合わせるという方法がある。誕生日、住所の番地、電話番号などはすぐにばれてしまうが、会社で使っているロッカーの番号、インチ単位の身長、1マイル走のベストタイムを知っているのは、おそらく本人であるあなたしかいない。
その数字に、好きな作家、好きなテレビ番組、好きな外国など、自分にとって意味のある言葉を組み合わせ、アルファベットと数字も加えれば、他人から連想されにくく、しかも覚えやすいパスワードを作ることができる。
パスワードの変更頻度は年に1回がおすすめだ。ネットバンキングなどお金を扱うアカウントの場合は、もっと複雑なパスワードにして、忘れたときのためにどこかに書いて安全な場所にしまっておく。パスワード管理用のソフトウェアもあるが、完全に信頼できると証明されたわけではない。
最近の若い人たちの間では、SNSがコミュニケーションの中心になっている。娯楽、仲間、使えるアイデアなどは大抵SNS経由だ。しかしSNSに投稿した個人情報は、あなたに害を与えることもある。誕生日、旅行の予定、住所、家族の名前といった個人情報は、信頼できる人以外に教えてはいけない。犯罪者は賢く、巧妙な手口で近づいてくるので注意が必要だ。
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