日本人を不幸にしている「欲望の無限ループ」 元外資金融マンを救った「マインドフルネス」
スマホ社会とネガティビティ・バイアス
幸せに生きていれば、人々はマインドフルネスや瞑想といったものは求めません。しかし、それが求められているということは、やはり幸福度が下がってきているのではないかと僕は思います。
メンタルの疾患が増えているのは事実です。人々はスマホをずっと持ちっぱなし、見っぱなし。情報がタダになり、SNSによってスマホの世界に吸い込まれて「スマホ脳」になっています。
人間の進化は何千年、何万年もかけてきたものなのに、テクノロジーの進化はこの20年ですよね。ついていけなくなり、脳が疲れて限界に達するのも当然のことでしょう。
『モンク思考:自分に集中する技術』では、ネガティビティについて詳しく解説されていますが、そもそも進化論的に、人間はネガティブな出来事をちょっと多めに見積もることによって、生存確率を高めるというネガティビティ・バイアスを持っています。ですから、どうしてもネガティブなことを探す癖があるのです。


















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