そもそも「手伝う」って?共ににフルタイムで働いていて、一緒に暮らしているわけなんだから、家のことだって共にやるべきです。「手伝う」という中途半端なスタンスのうえに、ダメ出しされると「やる気がなくなる」なんて、まったくありえません! じゃ、誰がやるんでしたっけ?って話ですよ。
その番組で、最後に「ありがとう、と感謝の気持ちを伝えることが大事」とまとめていたのですが、女性キャスターが「キレイすぎる答えですねぇ」と苦笑されていて、「ホントだよ。なんじゃそのコメント!」とまた毒づいてしまいました。
私が憤っても仕方ないですね。どうやったら家事をしない夫を変えられるか。そう前向きに考えられるあなたは偉い! 変えるしかないですもんね。間違っても夫の心ない言葉で「仕事をセーブ」して、あなたの仕事での成長をあきらめてはいけません。
「目的思考」で、鬼のように冷静に考えるべし
私は結婚して18年目。ワーキングマザーになって11年目です。私の夫への不満も、すっきりと解消されているとはとても言えません。
保育園のお迎えにダッシュで向かい、汗ダラダラのまま帰宅する。まとわりつく子どもたちをしかりつけながら食事を作り、「お肉食べたくなーい」などと文句を言われながら、だましだまし食べさせる。お風呂を洗って一緒に入ると、自分を洗う前にゆで上がるくらいの作業量。寝る前に急に「ひとつ宿題やるの忘れてた」と言い出す娘。なんとか寝かしつけてから始める片付けや洗濯。
ようやく落ち着いてきた深夜に「ただいまー、なんか食うものあるー?」と、食事はいらないと言っていたはずの夫が帰ってくる。「ねーよ」とにらみつけたくもなるし、さらに、言葉にこそ出しませんが、「夕刊読みながらビールとは、優雅なことで!」「ラーメン作るなら自分で鍋も洗えよ」といった気分にもなる。そのうえ、こちらは持ち帰ってきた仕事をやらなくちゃいけないし、朝のドタバタはまたすぐ始まるのです。勢い余って険悪な気分のままに「ちょっと!私だって働いてるんだからさ!」と始めてしまうと、もう、止まらなくなってしまいます。
本気でこの状況を打破したいのであれば、まずは、ひとりでいるときにすごーく冷静になること。そして長期的な「目的思考」で考えることです。夫を責めるのが目的ではないはず。自分の気持ちをもやもやのままにしないで、「どうしたいのか」をはっきりさせる。実はこれがいちばん大事だと思います。
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