「軽くて不適切な発言」が多すぎる日本の政治家
東京都に4度目の緊急事態宣言が発令されました。五輪の開幕は迫り、海外からはどんどんと人が流入し、日本人のモヤモヤ感、イライラ感は膨らむばかり。
この状況のなか、火に油を注ぐように容赦なく「燃料投下」を続けるのが、日本の政治家たちです。そのあまりに軽く、あまりに不適切な言葉の数々。
今回の宣言に合わせて、大いに非難を浴びたのが、西村経済再生担当大臣の「酒類提供停止に応じない飲食店に対する『取引金融機関から遵守働きかけ』『卸業者への取引停止要請』」発言でした。
味気のないプレゼン資料に指し棒を使いながら、淡々と表情ひとつ変えず、飲食店に対する「兵糧攻め」施策を並べ立てた西村大臣。そこには、飲食店の苦境を思いやる言葉も姿勢もありませんでした。
すさまじい反感を買い、「私の発言で混乱を招き、また飲食店の皆様に、特にですね、不安を与えてしまう、与えることになってしまいました。趣旨を十分に伝えきれず、反省しているところであります」と“謝罪”しましたが、内容をきちんと伝えられなかったことを反省しているわけで、そもそも「発言そのものが問題であった」とは捉えていない印象を受けます。
なぜ、彼らの発言は、ここまでわれわれの不興を買い、怒りをかき立てるのでしょうか。
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