難しい仕事を後回しにする人ほど損している理由 大きな成果を得るために初めはマイナスの場合も

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将来の見返りが大きい働き方とは?(写真:アン・デオール/PIXTA)
「成功している人ほど、困難なこと・大変なことから先に手をつける」と語るのは、世界中のCEO300人以上にインタビューして生産性を高める秘訣を尋ねた『超速』の著者ウィル・デクレール氏。「仕事のできない人は良い段取りがわかっていない」(6月1日配信)に続いて、名だたる経営者や起業家に共通する「Difficult First」について解説します。

一度「ストップ」するほうが先に進める

私が話を聞いた起業家・経営者の多くは、生産性を上げるために「難しいことから取り組む」「困難を先延ばしにしない」「準備に時間をかける」ことを共通して指針にしていました。

まさに「Difficult First」(困難第一)とも呼べる意識で、大変なこと・やりたくないこと・時間がかかることから手をつける。その意識で、一日24時間から長期を過ごしていたといえます。

起業家の多くは「投資型のマインド」で物事を考えていました。「長期的な結果を得るために、短期的に努力をする」という考え方で、彼らは何をするかを決め、実行に移していたのです。

(出所)『超速』(サンマーク出版)

(外部配信先では図を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

より大きな成果に到達するために、初めは結果がマイナスになることもある。改善を繰り返しながら少しずつ前進することで、より高い地点に到達する。いきなり結果を求めず、日々の時間を投資してスキルを磨いたり、大きな成果を出したりするための事前準備に時間をかけることで、彼らは着実に成功する下地を固めていったといえます。

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