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短所ばかりが目につく3つの理由
子育ては楽ではありません。人生の中で最も思いどおりにいかないのが、子育てなのではないかと思うぐらい大変なことです。時折イライラやガミガミが出てしまうことは仕方ないことです。しかし、一時的であればまだしも、それらが継続してしまうと、子どもに対して「マイナスの視点」が固定されてしまい、親子ともにつらい日々が続くことになります。そこで、中川さんには、「子どもの短所を長所に変える方法」についてご紹介します。
その方法の前に、そもそも「なぜ短所が目につくのか?」について考えてみましょう。この背景がわかると、自分が置かれている状況が理解できるかもしれません。
子どもには短所もあれば長所もあるはずです。それにもかかわらず、短所ばかりが目につく理由として3つのことが考えられます。
親の中に「こうであってほしい」という理想の枠があり、そこから子どもが逸脱すると、マイナスに見えてしまうということです。
感情的にイライラしているときは、つい物事のマイナス面ばかりが見えてしまいがちです。つまり、親の心が不満状態、不安状態にあると、それと同種の現象(負の状態)が見えたり、聞こえたりするようになります。
子どもの一挙手一投足が気になり、細かい点まで見えてしまう――。そんな状態だとしたら、親の意識が子どもばかりに向いているかもしれません。
未就学児の子のように目を離すと危ない状況であればわかりますが、そうではない年齢であれば、もう少し目を離してもよいでしょう(ただし心までは離さない状態に)。
夫婦でも、たまに会うと優しくなれるのに、いつも会っていると嫌な面ばかり気になるということがありますが、親子でもこれに似たものと考えていいでしょう。
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