幼少期に「冴えない子」の意外に明るい未来

「子育ての成果」を焦る親たちに伝えたい事実

今の日本では、子どもたちはいろいろな面で急かされている(写真:Fast&Slow/PIXTA)

今の日本の子育ては「促成栽培」が主流になっています。子どもたちは早くから優秀であることを求められ、いろいろな面で急かされています。生活の面でも早くから何でもしっかりできることを求められ、できないと叱られ、「自立、自立」と追いまくられています。勉強や習い事についても同じで、親たちはとにかくわが子を早くから勝ち組路線に乗せようと一生懸命です。

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でも、何でも早ければよいというものではありません。成長が早くて小さい頃は優秀で目立っていたけど、だんだんそれほどでもなくなってきて、やがては普通になり結局は意外と伸びなかった、などということもよくあるからです。

「十で神童 十五で才子 二十過ぎればただの人」ということわざもあるくらいで、こういうことはよくあることなのです。英語にも「A man at five may be a fool at fifteen.」(5歳で大人並みの子は15歳で愚か者になる)ということわざがあるくらいで、世界中でよくあることです。

世の中には大器晩成の例もたくさんある

その反対に次のようなこともあります。成長が遅くて小さいころはほかの子に後れを取り、何かと手がかかって大変だったけど、自分のペースでじっくり成長し、年を追うごとに伸びていきやがては大きく花開いた。あるいは、何か1つのことをきっかけに一気にやる気が出て爆発的に伸びた……。こういう大器晩成の例も世の中にはたくさんあります。

この「大器晩成」は中国の老子の言葉です。同じような言葉は英語にもあり、「Great talents mature late.」「Great talents are slow in maturing.」などです。そして、そういう人のことを表す「a late bloomer」「a late developer」などの言葉もあります。日本独自の表現としては、「大きい薬缶は沸きが遅い」ということわざもあります。ということで、これもまた世界中でよくあることなのです。

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『0から1をつくる』を書いた<br>カーリング本橋麻里氏に聞く

カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。