「傷つきやすい人」がラクに生きやすくなるコツ やってみたい6つの「鈍感力トレーニング」

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下手でも苦手でも恥ずかしがらない(イラスト:上田惣子)

コロナ禍もあり世相全体が過敏になっている昨今。とくに繊細な心の持ち主にとっては、息苦しい日々が続いています。そこで、「気にしすぎだよ」と言われても気にしてしまう人のための、「心を軽く、生きやすくするための力」をつける、心のエクササイズを紹介します。

考えすぎずラクに生きる

当記事は「週刊女性PRIME」(運営:主婦と生活社)の提供記事です

最近は世の中全体が、周囲に対して神経質になっています。長引くコロナ禍では、さらに、人と人との関係に過敏にならざるをえない状況です。

そんな世相では、人はどうしても「考えすぎて不安」になります。とくに繊細な心の持ち主なら「今後どうなるんだろう」と心配の度が過ぎて気を病む人も。

大学で長く教鞭をとっている齋藤孝さんは、

「近年、繊細すぎていわゆる『メンタルやられやすい』学生が増えています」

と語っています。繊細で敏感なこと自体は悪いことではありません。問題は、度が過ぎて頭や心が疲弊して、次の一歩が踏み出せなくなること。とくにhsp(ハイリー・センシティブ・パーソン)と呼ばれる特別に繊細で疲れやすい人なら、今の世の中では不安に押しつぶされてしまうかもしれません。

「そういう時代に求められるのが、『鈍感力』。『気にしない』、『考えすぎない』で生きる術です。気にしすぎや、考えすぎることをコントロールすると、ぐっと生きるのがラクになります」(齊藤先生、以下同)

鈍感になる、といっても、具体的にどうすればいいのかわからない人も多いでしょう。また、鈍感という言葉にはネガティブなイメージがあります。

「『鈍感力』とは、いわゆる『鈍い』のではなく、敏感すぎて困る感覚を、あえて鈍感にしていくことです。敏感で繊細なことは悪くないのですが、感じすぎたり考えすぎたりして、実際の行動に踏み出せなくなるのは問題です。

なるほど。あなたにも、覚えがありませんか。考えすぎた揚げ句、時間ばかりが無駄に過ぎてタイミングを逃したり、人に気を遣いすぎて、楽しめるはずの会が楽しめなかったり……。

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