「傷つきやすい人」がラクに生きやすくなるコツ やってみたい6つの「鈍感力トレーニング」
(1)「いい人」をやめて、「あまり気の回らない人」に
(2)不安や心配ごとは、現実には起こらない
(3)ムリに反応しない、比べない、引きずられない
(4)自分がやらなくても、他力本願でうまくいく
(5)成功か失敗か、損か得かでクヨクヨしない
(6)完璧・理想を捨てて、自分にがっかりしない
頭の整理が心の整理になる
いろいろなことが気になって仕方がない繊細な人に向かって、「考えすぎだ!」とか「クヨクヨするな」と言ってみたところで、どうにもなりません。本人も頭ではわかっていても、やめられないのが「考えすぎてしまう人」。
そこで必要なのが、「理性」の力。心=感受性を理性でうまくコントロールする技を身に付ける練習です。
「『理性』の力を育てれば、混乱した頭の中の整理ができて、本当に考える必要があることとそうでないことの区別が可能になります。すると、自然と気にしても仕方のないことは考えないようになる。これが『頭の整理が心の整理になる』という考え方です」
先に心を整理するのではなく、まずは理性で物事の区別をつけることで、スムーズに心の整理へと移行できます。そのために、齋藤さんが上の6つのトレーニングを教えてくれました。やり方の一部を簡単に紹介します。
人から悪く思われたくない人は多いものです。
「福沢諭吉は、自分には莫逆の友(親友)はいないと話しています。友人とはいい加減に距離を保って付き合い、無理していい人に思われようとしませんでした」
だからといって偏屈者ではなく、人と程よい距離を保つ達人でした。万人にいい人である必要はないのです。
「心配ごとの無限ループ」から抜け出す方法は?
「まず、思考や解釈を切り替える必要があります。例えば、お笑いコンビ、ぺこぱのツッコミに、『〜とは言い切れない』という言葉があります。
どんなネガティブな考えも、末尾に『〜とは言い切れない』とつけるだけで、プラスに変えることができます」
例えば「太った! ショック」と思っても、「〜とは言い切れない」と付け足して続けると、気がラクになります。