人一倍繊細なHSPが自分を知って楽になる方法 武田友紀×大木亜希子「私は私のままでいい」
ライター大木亜希子が公表した「HSP」
女性アイドルグループ「SDN48」の元アイドルであり、現在は作家・ライター・コラムニストとして活躍する大木亜希子さん(30歳)が、自身がHSPであることを公表した。
HSPとは、“Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)”の略で、「人一倍繊細な人」と訳される。1996年にアメリカの心理学者のエレイン・アーロン博士が提唱した概念であり、病気や障害ではなく、音や光、相手の感情などまわりの環境から刺激を受けやすく、物事を深く考える傾向が強い気質を持った人のことをいう。
日本人の5人に1人が該当すると言われ、お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さん(46歳)、元でんぱ組.incの最上もがさん(31歳)などの有名人も自らがHSPであると公表している。2019年夏の金曜ドラマ「凪のお暇」(TBS系)では、繊細な主人公である凪(黒木華さん)の生き方が、生きづらさを抱えている視聴者に共感され、勇気を与えたのは記憶に新しい。
ちょっとした人の言動や表情に左右されやすい。メールの返信の言葉を選ぶのに、つい時間をかけて、書いては消してを繰り返し、時間を要してしまう。他人の感情をあまりにも敏感に感じ取ってしまうため、他人の負の感情をどんどん吸い込んでしまう。小さなミスがあっただけで、強く自分を責めてしまう。光や音、匂いなどの刺激が気になってしかたない――。
このような悩みをもつ人は“HSP”なのかもしれない。自らの繊細な気質に悩んできた大木さんが、自身もHSPでありつつ、HSP専門カウンセラーとして活動する武田友紀さん(36歳)に相談を持ち掛け、HSPであるがゆえの生きづらさと対処法を語り合った。前後編の2回にわたってお届けする。(司会は二宮未央、対談はZoomで実施)
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