日本人が苦手な「自己紹介」、心を掴む簡単3秘訣 「所属、肩書から始めるはNG」あなたは大丈夫?

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私がいままでに見聞きした「残念な自己紹介あるある」には、次の3つのタイプがあります。

自己紹介の「同調圧力」で埋没してしまうことが多い

【よくある残念な自己紹介1】肩書・所属を、年代順に羅列する

1つめは、名前のあと「職歴・経歴」を「年代順」にたんに羅列していくパターンです。

【✕】「私の名前は坂本哲也です。電博堂に入社して、コーポレートコミュニケーション部に配属になり、ソリューション開発部を経て、今はデジタルマーケティング部のシニアコンサルタントをしています」

【よくある残念な自己紹介2】思いつくままに、趣味や特徴を並べ立てる

ほかにも、思いつくままに、「趣味・特徴」などを「並べ立てる」タイプも少なくありません。

【✕】「私の名前は鈴木恵麻です。早慶大学で政治を勉強し、ヨーロッパ政治を専攻しました。サークルではラクロスをやっていました。趣味は映画鑑賞です。性格は明るく人と話すのが大好きです」

【よくある残念な自己紹介3】「ポエム」のように一般的な抽象語が多い

もう1つよくある残念な自己紹介は、「抽象的」で一般的な言葉が多く、「印象に残りにくい」というパターンです。

【✕】「私は大木拓斗です。SDGsに興味があります。地球環境問題などを解決する仕事をしていきたいと思っています。楽しいこと、ワクワクすることを経験し、人を笑顔にしていきたいです」

それから、グループ全員で順番に自己紹介をするときに、なぜか「前の人と似たような内容になること」も多い気がします。

例えば、子どもの保護者会などで、最初の人が、「最寄りの駅は□□です」「子どもの部活は〇〇です」と始めると、後から続ける人も必ず同じパターンになりがち。自己紹介の「同調圧力」。これも「あるある」ではないでしょうか。

日本人の場合、「変に目立ちたくない」という意識も働きがちですが、転職や就活、新しい職場での第一歩となる「自己PR」の場面で埋没してしまうのももったいない。

では、どうすればいいのか。「あなたの強み」を強力にアピールする「3つの鉄板ルール」をお教えしましょう。

次ページひとつめの「鉄板ルール」は?
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