日本人が苦手な「自己紹介」、心を掴む簡単3秘訣 「所属、肩書から始めるはNG」あなたは大丈夫?

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3つめは「『4つのS』で、自分のセールスポイントをアピールする」ことです。

【秘訣3】「4つのS」で、自分のセールスポイントをアピールする

「名前」→「自分見出し」ときたら、あとは、「4つのS」で具体的にあなたのセールスポイントを説明していきましょう。「4つのS」の中身は下記になります。

Success:成功体験
Strength:強み
Situation:シチュエーション
Story:ストーリー

例えば、次のような順番で話していきます。

「4つのS」の例
(成功体験)

「企業のウェブサイト開発を10年以上やってきました。20以上の企業を手掛け、どのケースでもビューワーの数を3カ月で2倍以上に増やすことができました」
(強み)
「私の強みはデザイン力です。ターゲットの特性などを徹底的に調べ上げ、そのニーズにかなったUI(ユーザーインターフェース)を作り上げます」
(シチュエーション)
「あるとき、手掛けていた企業に不祥事が発生しました。一晩で、情報を集約し、突貫工事で特設サイトを立ち上げることができました」

こうして「3つのS」で自分のセールスポイントを洗い出し、それを「4つめのS:ストーリー仕立て」で伝えていくというイメージです。

ただ、「特徴」を羅列するのではなく、「個人的な思い」「経験」「失敗談」などが入ったストーリーのほうが、聞き手は引きつけられます。

「世界最高の自己紹介」で、話すことが楽しくなる

何を言っているかわからないし、まったく心に響かない「世界最低の『事故』PR」から、相手の心をわしづかみする「世界最高の『自己』PR」へ。

この「魔法のスキル」を身に付けることで、あっという間に「話すこと」に自信がついて、初対面の人と会い会話をすることがどんどん楽しくなっていきます。

ぜひ、「世界最高の『自己』PR」につながる「自己紹介スキル」を磨くことで、出会いの幅を広げ、人生の新しいステージをより豊かで充実したものにしてくださいね。

岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師

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おかもと じゅんこ / Junko Okamoto

「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政経学部卒業。英ケンブリッジ大学国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれる。2022年、次世代リーダーのコミュ力養成を目的とした「世界最高の話し方の学校」を開校。その飛躍的な効果が話題を呼び、早くも「行列のできる学校」となっている。

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