日本人が苦手な「自己紹介」、心を掴む簡単3秘訣

「所属、肩書から始めるはNG」あなたは大丈夫?

1つめは、「『与えられたもの』より『与えるもの』を示す」ことです。

「経験」や「知見」を相手の関心に結びつけること

【秘訣1】「与えられたもの」より「与えるもの」を示す

「部署名」「肩書」などは社内の人たちにとっては意味があっても、社外の人には何のことやらさっぱりわかりません。昔務めていた会社で、「〇〇〇〇〇局〇〇〇〇部〇〇〇〇部兼務シニアコンサルタント」と肩書だけで、4行もある名刺を持たされ、相手に渡すたびに、「わかりにくくてすみません」と謝っていました。

また、「家庭教師先」の企業幹部の中には、プレゼンの自己紹介スライドで、7行ぐらいにわたって、過去の肩書を並べ、その変遷史を披露する人もいます。

しかし、これはあなたが会社から「与えられた」、相手にとっては意味不明の「記号」でしかありません。それよりも、自己PRになるような自己紹介では、あなたが相手に「与える」ことができるものを示してあげるべきなのです。

例えば、相手の役に立つであろう「自分の強み」「スキル」「相手にとってのメリット」などといったものを意味します。

「与えるもの」の例
【✕】「◎◎課の課長です」
   ↓
【◯】「ソーシャルメディアの専門家です。皆さんがソーシャルの活用などで困っていたら、いつでもご相談ください」
【◯】「ネット上のリスクマネジメントの知見を10年以上積んできました。会社の風評被害防止、炎上対策などで御社のお役に立てると思います」

このほうが聞き手はぐんと引きつけられますよね。

あるIT関連会社の部長は、最初「セキュリティーサービス部の部長です」と自己紹介をしていました。「もっと『聞き手のメリット』が見える形で自己紹介しましょう」とアドバイスしたところ、こんなふうに変わりました。

「皆さん、パスワードたくさんお持ちですよね。僕は数えたら800もありました。そんな面倒くさいパスワードを使わなくても、安全に認証できるシステムを開発しています」

どうでしょう。具体的で、ぐっと身近になりませんか。

「退屈な言葉の羅列」で終わらせるのではなく、あなたの「経験」や「知見」を「相手の興味・関心」に結びつけることがカギというわけです。

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