未経験で「web系エンジニア」転職活動のコツ 実務未経験者歓迎には「応募しない」が正解
さらに、最近は面接の前後にコーディングテストが課されることも増えてきています。コーディングテストに関しては、ホワイトボードに解法を記述していく方式や、コーディング試験用のWebサービスを使用する方式や、課題を出されて期限までに解法を提出する方式等があります。
コーディングテストの対策としては、「LeetCode」というプログラミング学習サイトの「Easy」レベルの基本的なアルゴリズム問題に取り組んでおくとよいでしょう。
また、転職活動中もポートフォリオの改善作業を引き続きおこなって、GitHubに頻繁にコードをコミットして、いわゆる「草を生やしておく」ことをお薦めします。
☞GitHubのプロフィールページの下部に「Contributionの状況(要するにその人のGitHubでの活動状況)」が表示されるグラフがあります。このグラフが緑色で芝生のように見えるため、GitHub上でしっかり活動することをIT業界では「草を生やす」と表現します。
ポートフォリオを一旦完成させたからといって油断してコードの改善を怠り、GitHubにコードをなにもコミットしない状態(草が生えていない状態)が長く続くと、企業側から「学習意欲が低い」と判断されてしまう場合もありますので注意しましょう。
ほかの職種の場合
バックエンドエンジニア以外の職種の場合も学習から転職活動までの手順はほぼ同様です。どの職種においても「コンピュータサイエンス基礎」「Linux基礎」「GitとGitHub基礎」の学習は必須になりますが、それ以外の分野に関しては各職種ごとの必須技術を適切に選択したうえで、質の高いポートフォリオを作成する必要があります。
ただし、実務未経験からいきなりWeb業界のインフラエンジニア職にジョブチェンジするのは難しいため、Web業界でインフラエンジニアを目指す場合は、まずはバックエンドエンジニアとして働き始めてから徐々にインフラの経験を積んでいって、数年後にインフラエンジニアにキャリアチェンジするという戦略が無難でしょう。
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