お金の長期運用に必須!「株価指数」本当の見方 日本の問題点は?投資のプロが「超基本」を解説
知っているようで知らない「株価指数」
姫野:冬場で世界的にコロナ感染者が増えて心配ですが……、一方ではワクチンの開発も進んでいるようですね。世界中が大混乱だった2020年の株式市場、ケイさんはどう振り返りますか?
ケイ: 2020年の世界は大きな逆境に見舞われたけど、人類がコロナに負けじと力強く歩みを進めていった年でもあったと思う。各国政府は思い切った舵取りを実行し、僕らもデジタル技術を日常に取り込んで新しい生活環境に適応していった。それを反映して、アメリカ株やDX(デジタル・トランスフォーメーション)系企業を中心に、世界の株式市場は好調だったね。
姫野:そうですね。私も未熟ながらいろいろなことを学びました。感染拡大などの環境はそう簡単に変えられないけど、自分自身はその環境に順応して変わりました。いつの時代も、そういう変化が自分の成長なのかなって。
ケイ:さすが姫野さん。では年初ということで、今日は「長期で資産形成をしていくための基本」に立ち戻ってみよう。今日は「株価指数」について、あまり知られていない話をしておくよ。
姫野:株価指数? 日本なら「日経平均株価」とか、アメリカなら「S&P500種株価指数」とかですよね。この数字で株式市場の好不調がわかるっていわれていますけど……。
ケイ:そうだね。株価指数は投資家全体、とくに「パッシブ投資」(株価指数などに連動する運用)をしている人には重要だけど、国の違いぐらいしか意識されていないように思う。でも、実はそれぞれの指数に歴史的な流れを踏まえた「本質的な違い」があって、それが長期投資においてとても大切なことなんだ。
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