サクナヒメが「作業ゲーでも飽きない」納得理由 敵は鬼!稲を育てて強くなれ!米は力だ!

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「稲作×アクション」という異色の組み合わせの『サクナヒメ』。気になるプレイ内容は?(写真:Nintendo Switch&PS4『天穂のサクナヒメ』ローンチトレーラーより)
物心ついたときからゲームと付き合い続けてきた筆者が、その長いゲーム歴から最新作から過去の名作までを掘り起こして語り尽くす本連載。
今回取り上げるのは、発売2週間でインディーズゲームとしては異例の出荷数50万本超えのゲーム『天穂(てんすい)のサクナヒメ』(対応ハードは、Nintendo SwitchとPS4)。「稲作×アクション」という異色の組み合わせの本作を筆者はどう評したのか?

季節は11月中頃。筆者のTwitterのタイムラインが、突然「稲作」の話題で持ちきりとなった。季節外れなテーマがなぜ盛り上がるのかと思ったら、「本格的な稲作を体験できるゲーム」が発売されたのだという。

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あまりに「稲作、稲作」と騒がれていたので、最初はこのゲームを「新作の農業シミュレーションゲームか」と勘違いしていたくらいだ。

話題が話題を呼び、発売2週間でインディーズゲームとしては異例の世界累計出荷本数50万本を突破。そんなゲームが、今回紹介する『天穂(てんすい)のサクナヒメ(以下、サクナヒメ)』だ。

敵は鬼、稲を育てて強くなれ!

ジャンルは和風アクションRPG。公式サイトには「米は力だ!」「稲を育てて強くなる」など珍奇な惹句が踊る。

ゲームの舞台は、鬼が支配するヒノエ島。主人公である豊穣神サクナヒメは何の苦労もせず要職につき、ぐうたら三昧。ところが、ある日、神々の暮らす都に人間の侵入を許してしまい、主神への献上物である米の備蓄を台無しにしてしまう。

この失態で彼女は、主神に都からの追放を命じられたうえ、侵入してきた人間たちとともに、鬼が支配する島「ヒノエ島」になぜ鬼が現れるのかを調査せよと命じられる。食料の確保もままならないなか、サクナヒメは生きるために仕方なく、島の調査がてら鬼狩りと稲作を始めるのであった。

画像は「アクションパート」(写真:Nintendo Switch&PS4『天穂のサクナヒメ』ローンチトレーラーより)

ゲームは「アクションパート」と「稲作パート」に分かれる。

アクションパートでは各ステージに目標が設定されており、ステージを踏破したり、特定の敵を特定の条件で倒したりと、さまざまな条件を達成することで探索度がアップ。探索度が一定値に達すると、新しいステージが開放される。

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