忠実にリメイクすることにこだわらなかった
ディズニー映画の最新作『ムーラン』が9月4日からディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)で独占配信されました。すると、待ち兼ねたファンの間でアニメ版との比較からその公開方法に至るまで、世界中でざわざわと議論が巻き起こっています。注目されるその理由とは何でしょうか。
「年老いた父の代わりに娘のムーランが男装して従軍し、武功を立てて故郷に帰る」。中国でいにしえより語り継がれるこの伝説が本作のインスピレーションの源です。ディズニーはすでにこれをもとに長編アニメ化した作品があり、公開した1998年当時、世界興収3億ドルを超えるヒットの実績を作っています。
90年代のアニメ映画を続々とリメイクし、『美女と野獣』や『アラジン』など10億ドル以上稼ぐ実写版の成功例もある流れから、ディズニーは人気作『ムーラン』も実写でリメイクするに至ったという背景があります。
ただし、実写版『ムーラン』は新しいアプローチで作品化することに挑戦したといわれています。村の少女から男装の兵士に、そして戦士に、さらに英雄になっていくムーランの旅路を描くことは変わらないものの、アニメ版を忠実にリメイクすることにはこだわらなかったのです。
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