ディズニーの姫で「ソフィア」が別格な理由 「アナ雪」以上?伝統的な価値観からの自由
シンデレラや白雪姫、『美女と野獣』のベルに、『リトルマーメイド』のアリエル――。幼少期にディズニープリンセスにあこがれる女の子は少なくない。
では自分の子どもに「プリンセスを見せて」と言われたとき、あなたはいったいどう対応しているだろうか。
「王子様と結婚したらハッピーエンド」への違和感
そこには親の好みが色濃く表れる。何のこだわりもなく見せる親が多いかもしれない。子どもたちにとって「そして、王子様とお姫様は幸せに暮らしました」というストーリーは、安心できる、見慣れたものだろう。
ただし、社会から押し付けられる「男らしさ」「女らしさ」にうっとうしさを感じるタイプの親は、そう簡単には考えられない。私もそのひとりだ。
旧来のプリンセスの物語が提供する、見た目が美しいことを最大の価値とする発想や、外見と内面の美しさをイコールで結び付けてしまう発想。王子様に見初められて結婚できてハッピーエンドというちょっと無責任な結論。「現実とは違う」「それだけでは幸せにはなれないだろう」と、抵抗感を覚えることがある。
ところが、ディズニープリンセスのすべてがそうした発想で作られているわけではないと、自分の誤りに気づくのに、そう時間はかからなかった。
きっかけは映画『アナと雪の女王』だった。当時、娘は3歳で、アマゾン・プライム・ビデオで何度も何度も見た。DVDを買ったほうが安いと判断したほどだ。
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