こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。
自粛生活も長引き、先行きも不透明な中、人との関係性に苦慮しているケースが多く見受けられます。とくに価値観の違いが浮き彫りになり、正しいことが何かさえも判断が分かれる中、必要以上に自分を追い込んでしまう人が増えています。
在宅勤務に対する感覚に大きなギャップ
最近もこんな相談がありました。テレワーク中に上司から急ぎの案件で電話が入った。タイミング悪くトイレに立っていて、戻ってきたら2回着信が入っているのに気づき、急いでかけ直したところ、いきなり怒鳴られたというのです。この間、数分間だったにもかかわらず「すぐに電話に出られないとは何事だ! 反省してもらわないと」と言われたとのこと。
その後、トイレにまで携帯を持ち込むようになって、つねに気が休まらないとのことでした。出社して何もしていない人に対しては甘いのに、在宅勤務=ラクしている(さぼっている)というような感覚を持っている人は本当に多く、このギャップは顕著です。
同じ部署のメンバーや上司に、このタイプがいると、まず気持ちがやられてしまいます。こちらの意向を伝えようにも、それこそ、オンライン上でうまく伝えられずに疲弊してしまい、うつ状態になるケースもあります。オンラインだから伝えられないのではなく、オンラインなんかで話してくるなという相手の受け入れる姿勢がすでにないからです。
本社機能を都心から地方へ移すことや、事務所自体をなくす企業も増えて、働く場所を選ばないことが今後進んでいく中でも大きな足かせになると感じます。
人は基本的に、変わりたくないという意識を持ち、変化へ抵抗を示す傾向があります。そんな中で、今までとは違う行動をとる人に対して嫌悪感を抱いたり、批判や非難をする、また自分の考えを押し付けてくるケースも増えています。
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