日本語の「オノマトペ」にあたる、擬音語と擬態語両方をあわせた総称はideophone (/ˈɪdɪəfoʊn/ イディアフォウン)またはmimetic words というのが正しいようです。
ただ、日本語でも英語でも言葉の定義が曖昧なところがあるようで、例えば「擬声語」という単語があるのですが、これは「オノマトペ」の意味で使われたり、「擬音語」の中の「動物や人が発する音を表すもの」の意味で使われたりするそう。英語では、人によってはideophoneを「擬態語」の意味で使うこともあれば、総称として使うこともあるようです。ややこしいですよね。
ゆかいな牧場
まずは擬音語についてお話していきましょう。皆さんは、童謡「ゆかいな牧場」を覚えていますか。「いちろうさんの牧場で、イーアイ、イーアイ、オー、おや鳴いてるのはアヒル、イーアイ、イーアイ、オー」という歌。筆者は小学校のときに歌った記憶があります。
この歌、もともとはアメリカ民謡で、Old MacDonald Had a Farm (マクドナルドじいさんの牧場)というタイトルなんです。日本には、「マクドナルドじいさん飼っている」という別訳のバージョンもあるようですが、そちらもおそらく同じような歌詞でしょう。今回は原曲の英語の歌詞を見てください。
「ゆかいな牧場」では、たしか子ブタとかアヒルとかが出てきた気がします。でも、何番まであったのかも覚えていませんし、当時は動物を入れ替えて歌ったりもしていたので、オリジナルの歌詞にどんな動物が登場しているのかも、いまとなっては……。
実は、英語のほうも、オリジナルの動物がなんだったか、あまり自信がありません。cow(ウシ)が登場していたのは覚えているので、cowで書いてみました。ネットでも調べてみたのですが、バリエーションがたくさんありすぎて、どれが本家本元の歌詞なのか判別できませんでした。
ともあれ、この歌、擬音語である動物の鳴き声を覚えるのには、すごく便利なので、皆さんぜひ歌ってみてください。メロディーは覚えていますよね。不安な方はYouTubeなどで検索してみるといいでしょう。タイトルを入れると、いろいろな動物のバージョンで聞くことができますよ。
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