けんすうが考える「無能な人は誰もいない」理由 「異物」を創って「道を究める」日本的サードドア
「HOW」の視点で自分に合うことをやる
『サードドア』では、主人公のアレックス・バナヤンが、ビル・ゲイツやレディー・ガガにインタビューしようと、どんどん挑戦していきます。すごく勇気がある人だと思いながら読みました。
僕は、人に会って怒られたりするのはイヤですし、彼のような勇気はありません。
ですが、自分でやれること、やれないことを考えるとき、「HOW(どのようにやるか)」という視点で見ると、僕のような人間にもサードドアが見つかります。
家に引きこもってインターネットをする中でやれることというのもけっこうありますし、自分のやり方に合ったことをやるのが、いちばん生産的だと思います。
僕が学生だった当時、社長を務めていたIT会社がライブドアに買収されることになりました。そのとき、ライブドアという企業のレベルの高さを目の当たりにして「ちゃんと新卒教育をする会社に入らなければダメだ」と考え、何度も挑戦してリクルートに入社しました。
ただ、そこで不得意な仕事をさせられたのでは生産性は上がりませんし、成果も出せません。そこで、人事に相談してインターネット系の新規事業の部署の人を紹介してもらいました。
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