頭がいいのに仕事ができない人の「思考の癖」 面白がって可能性を信じれば「必ずできる」

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否定的に考えていませんか?(写真 : プラナ / PIXTA)
何ごとであれ、まず「できない」と否定的に考える。状況分析に終始して新たな提案を出さない。リスクをとらず予定調和で終わらせる。こうした「思考の癖」が身に付いてしまっている人は少なくないだろう。
大きな挑戦、高い目標、難しい問題に直面したときに必要なのは、これらの癖を捨てて「必ずできる」という思いと思考法を身に付けることだ。
最新刊『必ずできる。』で、マッキンゼーでの25年間にわたる経験で鍛え上げた「論理的ポジティブ思考」の方法を伝授している著者が、「できない人」にありがちな困った癖を直して、実現可能性を劇的に高める思考法のエッセンスを紹介する。

よくない「思考の癖」が染み付いていないか?

『必ずできる。』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

私たちの多くには、知らず知らずのうちに染み付いた、以下のような思考の癖がある。

①何ごとであれ、まず「できない」と否定的に考える癖

②状況分析に終始して新たな提案を出さない評論家型になる癖

③リスクをとらず予定調和で終わらせる癖

変化が激しく乗り越えていくのが難しい時代では、このような癖をそのままにしていては、悲観的になるばかりで灯りは見えてこない。山積みの問題を前に、否定的に考えて状況を細かく分析していたら、発想の幅は狭くなり、すべてのことに関して可能性は低く見えてくる。だからこそ、今、発想を変えよう。

よくない「思考の癖」を捨てて、否定から肯定へと思考スタイルを切り替えよう。大切なのは「問題は山積み」「状況は厳しい」ではなく、「だから、どうするのか?」ということだ。「だから、どうする?」――その問いへの私の答えは、「必ずできる」という前提で考えることである。

「必ずできる」と信じて考え抜き、フットワークよく行動し、そうすること自体を面白がる。これこそ今私たちが置かれている難しい状況を打破する方法だ。悲観的な否定や前例主義とは正反対の思考が、個人にも組織にも求められている。

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