けんすうの成功則「リスクはとらずに管理しろ」 誰もやらないことをやれば差がつくサードドア
けんすうが10代で開けたサードドア
ビジネス書は多くの場合、「自分は超人だ」という著者の目線で書かれています。
その背景には、成功した経営者が「いかに自分は人と違う素晴らしい努力をしたか」を語ったほうが、ありがたくてウケがいいという事情があるのかもしれません。
ですが『サードドア』はそこを出発点にしていないところが、表現としてうまいなと思いました。
何者でもない普通の大学生が、偉大な成功者にインタビューしようと突拍子もなく考えて、まずは攻略法を考えてクイズ番組に出て優勝し、それで得た資金で活動しはじめる。そこからしてすでに面白い。
僕も10代からいろんなサードドアを使ってきました。高校生の頃、どうしても授業を受けたい予備校の先生がいたのですが、席を得られなかった。そこで、「その先生のファンサイトを作る」という方法で先生に認知してもらい、こっそり授業に潜り込ませてもらったのです。
19歳のときには、受験に有利な情報を得るために、大学受験に特化したコミュニティサイトを立ち上げました。当時はまだそのような情報プラットフォームがなかったこともあって、すぐに1日5000件の投稿があるサイトに育ちました。
僕はそこに集まる情報を通じて、勉強法や参考書、出題傾向などを学びました。
受験と言えば、普通は誰もが自ら熱心に勉強することを考えると思いますが、僕はインターネットのサービスを作り、いい情報をたくさん得て活用し、第一志望に合格しました。
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