堀江貴文「時間をドブに捨てている人たちへ」 時間貧乏にならないための取捨選択のコツ
「経験の少なさ」が動けない原因になっていることは、まれかもしれない。むしろ、経験したことが多くなるほど、行動を起こせなくなるのが人間というものだろう。
うまくいったにしろ、失敗したにしろ、何か具体的な経験を積むと、人はそれを次の行動に生かそうとする。一見すると損するように見えても、実はそのほうが得だというような「計算」が働くようになる。
例えば、資料を読み上げるだけの会議。いまだにたくさんの会社がこんなバカなことをやっているのは、決定権を持っている管理者に対して、「ちゃんと仕事をしていますよ!」とアピールしたり、「これについては報告しましたよ!」という事実をつくったりしたいだけなのだろう。
みんなで集まって一斉に時間(=人生)をドブに捨てる――いったい何がしたいのだろうかと思う。僕に言わせれば、こんなものはただの「集団自殺」に等しい。
仕事だけではない。日々のすべての決断において、このような「急がば回れ」の精神が蔓延している。
例えば、ゴルフでもそうだ。よくいわれることだが、ゴルフというスポーツには、仕事も含めて、その人間の言動や意思決定の根本にある「本質」がはっきりと表れる。
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