「オンライン就活」に企業はついていけるのか コロナ禍で「採用の抜本的見直し」迫られる

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今回の調査によれば、内々定出しの開始時期は今年の「5月後半」まではいずれも数%にとどまっている。例年の内々定出しは3月から増えて4月と5月にピークを迎えるが、今年は違う。「3月前半」は10%に近いが、ずっと低いままだ。

そして、6月から7月前半までの1カ月半に内々定を出し始める予定の企業が多い。そして7月後半から8月にかけては少なく、残りは「9月以降」という回答だ。

必須課題になったオンライン対応

2021年卒採用を直撃したコロナ禍は、採用スケジュールを大幅に遅延させるとともに、オンライン化対応を必須課題として浮上させた。

AIに対する関心が高まったのは、囲碁や将棋などでAIがプロ棋士に勝つようになってからだが、人事分野でもHRテクノロジーの導入が進んでいる。新卒採用の世界でも管理は当然として、エントリーシートのAI選考は数年前から話題になっていたし、セミナーや面接をWeb上で実施するシステムを提供するITサービスもあった。

ただし、全体からすれば導入企業の割合は、1桁台と言っていいレベルだった。多額のコストをかけて大量採用する大手企業には導入のメリットはあるが、限定された採用コストで少人数を採用する多くの企業は関心を持っていても、導入のメリットがはっきりしなかった。

それも、コロナ禍によって状況は一変した。説明会も面接も対面で実施できなくなった。ただ企業規模によって差があり、大企業で「オンライン面接のみを実施」は65%、中堅では68%だが、中小企業は41%にとどまっている。

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